「従業員のやる気が感じられない」「言われたことしかやらない」「目標に向けた自発的な提案が減っている」「期待した役割以上の行動が生まれない」―― こうした状況は、多くの企業で見られる典型的なモチベーションの課題です。これらは必ずしも個人の資質だけに起因するものではなく、組織としてどのようにモチベーションを設計し、従業員に伝えているかが大きく影響しています。
その際には、以下のようなモチベーションのタイプ(ダニエル・ピンク氏提唱)を理解し、自社の状況と照らして考えることも重要です。
・生存や安全を求める外的動機づけ(モチベーション1.0)
・報酬と罰則による管理型の動機づけ(モチベーション2.0)
・自律・成長・やりがいを源泉とする内発的動機づけ(モチベーション3.0)
当社のモチベーション調査サービス「モチベーションレベル測定」では、従業員一人ひとりの意欲の源泉を、上記のモチベーションタイプ別に数値化、その低下要因を特定し、改善の優先度まで明確にします。
~ 当社サービスの特徴 ~
モチベーションレベル測定とは
モチベーションレベル | 概 要 |
Lv1:生活・安全に関するモチベーション | 雇用の安定や収入の確保といった、安心して生活するための基盤に関わる動機づけ |
Lv2:評価・承認に関するモチベーション | 評価や報酬、昇進など、外部からのインセンティブによって行動を促す動機づけ |
Lv3:自律・成長に関するモチベーション | 自らの意思で取り組む意味や目的を重視し、成長・自律・貢献への欲求に基づく内発的な動機づけ |
・どのタイプ(レベル)の動機が強く働いているか
・そのバランスや偏りはどうか
・従業員と組織が目指すモチベーションの源泉に認識ギャップはあるか
モチベーションレベル | 調査領域 | 主な調査項目 |
Lv1:生活・安全に関するモチベーション | 職場基盤・業務環境 | 仕事量の適切さ、仕事の範囲・責任の明確さ、指示系統の明確さ、上司からの指示の的確性、意見表明のしやすさ など |
処遇・労働条件 | 給与・賞与水準の納得感、休暇取得の適正度、労働時間の適正さ、柔軟な働き方の実現度 など | |
Lv2:評価・承認に関するモチベーション | キャリアと適正配置 | 仕事の適性度、昇進・昇格の適性性、配置の希望反映度、配置への納得感 など |
チームワーク・職場関係 | ノウハウ共有の活発度、同僚との協力関係、他部署との連携協力、上司の育成配慮、ミス対応の建設性 など | |
評価・フィードバック | 人事評価基準の明確性、人事評価結果の納得性、評価結果フィードバックの機会充実度 など | |
Lv3:自律・成長に関するモチベーション | 自己決定と自律性 | 意見・提案の反映度合、自己決定権の程度、スキル能力の発揮程度、自己啓発の推奨程度 など |
自己有能感 | 仕事の重要感、貢献・有能感、学習・成長の実感、能力習得の機会、将来ビジョンの明確性 など | |
目的・意義・目標設定 | 個人目標の納得性、個人目標達成フォローアップ、経営方針等への共感、職場目標への共感 など |
当社の分析アプローチ(統合分析で改善・維持項目を特定)

この分析・診断でわかること
主な分析結果 | 概 要 |
モチベーションレベル別傾向 | ・モチベーション総合スコアおよび、同スコアの内訳を「Lv1:生活・安全」「Lv2:評価・承認」「Lv3:自律・成長」 の3つのモチベーションに分類し、どのタイプ(レベル)の動機が強く働いているか確認 ・各レベルの内訳を、各種調査項目の特性ごとに分類した調査領域別に把握 ・調査領域および調査項目の過去3年間の調査結果推移のを確認 |
調査項目トップ・ワースト | ・「モチベーションレベル別傾向」の結果値を良否ランキング形式で確認 |
調査項目トップ・ワースト内訳 | ・「調査項目トップ・ワースト」の各項目の内訳として、各部署、職種、性別、年齢区分などの従業員属性別での結果値を出力 ・これにより、どの部署または従業員属性が、当該評価結果の要因となっているかを把握 |
調査項目間影響度 | ・調査項目間の相関性の強さを確認 |
低評価・高評価項目一覧 | ・当社選定基準に基づいて「モチベーションレベル別傾向」「調査項目トップ・ワースト」「調査項目間影響度」の分析結果を統合し、低評価項目および高評価項目を一覧型式で確認 |
改善・維持項目一覧 | ・「低評価項目一覧」「高評価項目一覧」の結果より、当社選定基準に基づき選定した、優先的に改善または維持が必要と思われる項目一覧型式で確認 |
改善・維持のヒント | ・「改善・維持項目一覧」中の対象調査項目に対応した具体的施策のヒント集 |
自由記入結果一覧(フリーコメント) | ・全体的な自由記入内容より、組織運営のどの側面(調査項目)についての意見かを推測し、当該維持・改善項目の要因となっているか検討 ・各調査項目別の自由記入内容より、当該調査項目の評価要因を検討 |
050-3154-1038
受付時間 平日10:00 – 19:00
当社分析サービスが適した企業様
・機能が複雑(使いこなせない) ・価格が高い(投資リスクが大きい)
・リテラシー不足(使う人に定着しない) ・成果が見えにくい(データを改善に活かせない)
といった理由から、特に中小企業では導入を躊躇するケースが少なくありません。
このように当社分析サービスは、
・結局のところ何をすれば改善されるのか、そのヒントまで欲しい
といった中小企業様に適しています。
~ 分析内容の主な特徴 ~
以下は、当社サービスの分析結果報告書のうち、代表的な分析結果のご紹介です。
👉 全ての分析内容(全分析結果報告書)については、こちらから資料請求≫にてご確認いただけます。
①「会社・経営層の目標値(基準値)」と「従業員」との認識ギャップを把握

② モチベーションタイプごとの傾向把握・調査結果推移


※評価尺度や前回増減ポイントの実際の判定基準値は、説明資料に記載しています。説明資料は、問い合わせフォーム≫よりご依頼ください。
③ 各調査項目の結果値の要因・内訳を確認

④ 優先度の高い改善・維持項目と取組主体を明確化


👉 分析結果の統合や改善・維持項目の選定基準は、説明資料に記載しています。説明資料は、問い合わせフォーム≫よりご依頼ください。
~ 調査の流れ ~
以下は、Web回答の場合の調査の流れです。用紙での回答も承っております。なお()内の日数はあくまでも目安値です。
<調査の流れ(Web回答の場合)>
1.お見積・ご契約
調査人数や回答方式(Web/用紙)、納品形態(PDF/用紙)を決定し、お見積書・契約書を取り交わします。
2.調査項目設計(5~7日)
標準質問項目、前回実施時の質問項目、お客様のご要望をもとに、調査項目を設計します。
3.システム設定(3~5日)
会社・部署情報、回答用URL送付先メールアドレス、調査項目などを当社システムに設定します。
4.調査の実施(最大3週間)
お客様にて社内通知後、回答用URLを各従業員様宛にメール送信します。
必要に応じて、会社・経営層の目標値(基準値)回答シートを送付します。
5.報告書作成(3日)
会社全体、各部署、従業員属性別に各種報告書を作成します。
6.報告書の納品
PDFまたは用紙にて納品し、同時に請求書を送付します。
~ 調査サービスの料金 ~
●表中の価格は、従業員数50名以下で、Webでの回答の場合の基本料金になります。
料金(税抜) | 120,000 円 ~ |
●調査人数の規模、回答方式(Web/紙)、納品形態(PDF/用紙)よって料金は変動します。
●調査項目のカスタマイズには、追加費用は一切かかりませんのでご安心ください。
※また、分析サービス以外にも、調査実施後のサービスも提供しています。後述 「調査後の支援サービス」 をご覧ください。
050-3154-1038
受付時間 平日10:00 – 19:00
~ 調査後の支援サービス ~
調査後の支援サービス | 概 要 |
フィードバックセッション | ・分析結果の説明を受けたいお客様を対象に、オンラインにて分析結果のご説明および意見交換を、当社にて作成した分析結果の要約資料を元に実施します。 |
スポット相談型サポート | ・調査結果に基づき、必要に応じて専門的なサポートを受けたいお客様向けのサービスです。 (メールまたはリモートミーティングにて実施) |
👉 詳細については、問い合わせフォーム≫よりご依頼ください。
~ よくあるご質問(FAQ) ~
1. 調査内容・分析対象
Q この調査で何がわかりますか?
Q 従業員満足度調査(ES調査)との違いは何ですか?
Q 調査項目数はどのくらいですか?
Q 自社課題に合わせた質問項目のカスタマイズは可能ですか?
Q 個人が特定されるリスクはありませんか?
Q 小規模でも実施できますか?
Q 特定の部署だけで導入できますか?
2. 調査実施方法
Q 調査期間はどのくらいですか?
Q 回答方法はWebのみでしょうか?
Q Web回答の場合、従業員全員がメールアドレスを保有していない場合はどうなるのでしょうか?
Q Web回答の場合、中断して再開できますか?
Q 回答率が不安です。
3. 調査報告書
Q 報告書はどのような形式で納品されますか?
Q 分析結果を見ても「どう解釈し、何をすればよいか」が分かるか不安です。
4. 料金
Q 料金体系はどのようになっていますか?
5. 調査後の支援サービス
Q 調査後のフォローはありますか?
・フィードバックセッション(結果の説明・意見交換)
・スポット相談サポート(メールやリモート相談)
・改善活動支援(施策の具体化・実行支援)
6. 他社比較・適合性
Q 他社分析サービスとの違いは何ですか?
👉 その他ご不明点や各種問い合わせは、以下よりお問い合わせください。
050-3154-1038
受付時間 平日10:00 – 19:00
<その他の調査サービス>
1.エンゲージメント総合診断(従業員エンゲージメント調査):詳細はこちら≫
2.組織生産性 心理要因分析(心理的安全性調査):詳細はこちら≫
3.テーマ特化型○○診断 for お客様(○○にはリーダーシップ・仕事観など)
・「上司リーダーシップ・マネジメント」「仕事観」「承認感」など、お客様の様々なご要望に個別対応する調査です。
・個別対応ですので、詳細はお打ち合わせにより調査内容を決定します。